人形師の夜　マルコが帰ってくるぞー

マルコが帰ってくるぞー

ちいか「そろそろ、ころんちゃん帰ってくると思うからご飯の支度しようと思うんだけど何か食べたいもの・・・ってあいかちゃん！？」
あいか「ん～？どったの？」

ちいか「まだパジャマ？」
あいか「だ～って？出かける用事ないし？」
ちいか「でもパジャマは着替えようよー」

みう「あいかちゃんは拗ねてるんだよねぇ～(￣▽￣)」
あいか「す、拗ねてなんか無いわよ！」
みう「じゃあ、呑みが足りないのかなぁ？」
あいか「あたしはそんなに呑まないっての！」

りあん「あいか、女は捨てられて強くなるのよ」
あいか「りあん！誰がいつ捨てられたって？(--メ) 」
りあん「違うの？」
あいか「限定バージョン即日開封されたのに連れて行かれなかったあんたに言われたくないわよ！」
りあん「ふ、ふんだ！あんな大雨でみなかみなんて行っても良いことなんてないもん！」
あいか「まいたけそば、おいしそうだったね？」
りあん「う・・・」
あいか「晩御飯のあゆの塩焼き、おいしそうだったね？」
りあん「あいかのばかーーーーーー！」

ちいか「そ、そろそろ晩御飯決めたいなーって思うんだけど・・・」

ころん「ただいまー。帰ったぜベイベー」

<後半へつづく>

ころん「およ、どうしたの？」
ちいか「ちょっと今回の旅行のことで、あいかちゃんが、ね」
あいか「ちいか、あたしは何もっ・・・って、ころん？」
ころん「ん？」
みう「髪」
りあん「目」

ころん「ああ、これね。田舎から都会を夢見て勝手に上京してしまった70年代ドラマの女子高生風にコーディネートしてみました」
みう「70年代・・・」
りあん「70年代はともかく、田舎ってのは、みなかみの人を敵に回したわね」
あいか「（え？さくらささん家のあいかちゃんも髪の毛染めてたけど、イケてないの？」
ちいか「（気づかなかった・・・）」
ころん「それより、はい、おみやげ」

あいか「へ？」
ころん「ん？あいかちゃん、またダイエット？」
あいか「ま、またとは何よ！あれ？みなかみ名物って書いてある」
みう「おんせんまんじゅうね」
あいか「まさか、ころんからお土産がもらえるとは」
ころん「ふっふっふ、あいかちゃん。人間人形は成長するんですよ」
あいか「あんたの場合、前科があるから信用ならないんだけど」

りあん「ちいか、『まんじゅうきらい』って10回言ってみて？」
ちいか「うん、いいけど？まんじゅうきらい、まんじゅうきらい、まん・・・」
みう「りあんちゃん、それは10回言うものじゃないよ？」
りあん「そうなの？まぁいいや、ちいかの分、頂戴ね」
ちいか「えー、あたしも食べたいよ、ころんちゃんのおみやげ」
りあん「内包装のビニールについた皮の部分あげるから」
ちいか「えー、せめて半分こしようよー」
りあん「だめ」
ちいか「えー」
みう「ちいかちゃん、りあんちゃんに目をつけられたが最後、だよ。あたしの分半分あげるから」
ちいか「ありがとー、みうちゃん」
みう「皮の部分でいいよね？」
ちいか「あたしは餡が食べれない運命なのね（T△T）」

ころん「そういえば、りあんにはもう１つ、お土産があるんだよー」
りあん「もふぁふぇぅもふぉふぁらふぁんでふぉ（もらえるものならなんでも）」

ころん「じゃっじゃーん、コピーロボットー」
あいか「おい！」
ちいか「そっくりですねー」
みう「鼻が赤くない。三作目ね」
ころん「すんごいそっくりでしょー。もうびっくりしちゃったー」
あいか「そもそも今のりあんが普通に開封されてるほうが・・・」
ちいか「そうですねー」
みう「さすが三作目」
あいか「・・・あーもういいわよ、わかったわよ。コピーロボット、コピーロボット！」

りあん「Stop　ほしくぅずでっえぇ～♪かっみをかざ～し～て～♪」
ころん「あはは、りあんちゃん、うまいうまい」
あいか「だからあれは限定バージョンと普通の・・・」
ちいか「ほんと、そっくりですね」
みう「そっくりそっくり、ちいかちゃん、お茶おかわり」
ちいか「あ、はいはい。」

ころん「じゃ、あたしは荷物片付けてくるねー。夜ご飯はお肉がいいなー、こってりとしたやつー」
あいか「ころん、ちょっと待ちなさい」
ころん「な、なにかなー？」
あいか「あんた、なんか荷物多くない？」
ころん「コレハ、オミヤゲデスヨ？」
あいか「お土産はさっき出したでしょ」
ころん「コレハ、カラブクロダヨー」
あいか「じゃあ置いていきなさい、ちいかが片付けてくれるから」
ちいか「（えっ？）」
ころん「コピーロボット、ヨクワラナイ」
あいか「さっさと観念して出す！」

あいか「・・・」
ちいか「・・・」
みう「・・・ズズズ・・・」
りあん「わはーひのーおもーひほーふぉーふにひはひでー」

ころん「・・・・あんな、ちゃうねん。これはな、りあんちゃんの引き取りしたときについでに予約してたゲームも一緒に引き取ってきてん」
あいか「CDなんて予約してないでしょ？」
ちいか「（いんちき関西弁はいいんだ・・・）」
ころん「たまたま寄ったら新譜が出ててさ。こ、これでも厳選したんだよ！」
あいか「Mosaic.WAVは旧譜よね？」
ころん「こ、これは・・・買い逃してたから・・・」
ちいか「（Mosaic,wavってのは旧譜なんだ・・・）」
あいか「で、いくら？」
ころん「ん？」
あいか「アキバでいくら使ってきたの！」
ころん「ニホンエン、タンイムズカシイネ」
あいか「ころん？」
ころん「コピーロボット込みでしょうか？」
あいか「ご飯とか飲み物代以外全部！」
ころん「・・・よんまんえんくらい」
あいか「・・・ちいか、ころんのお小遣い、来月抜きね」
ころん「えー、あいかちゃんだってCD聞くじゃんかー！」
あいか「あたしはエロゲーはやらない！」

ころん「わたしがわるーーございましたー。・・・ぶーぶー」
あいか「まったくもう、半年前と何も変わってないじゃないのよ！ま、まぁおまんじゅう買ってきてくれたのは嬉しかったけど・・・。
りあん、そろそろその辺にしないとご飯が食べれなく・・・ってもう無いし！あーもう！！
ちいか、ご飯にしましょ！！！」
ちいか「はーい（クスクス、さっきまでの不機嫌なあいかちゃんは何処に行ったのやら）」
あいか「な、なによ」
ちいか「なんでもないですよー。ころんちゃんも早く荷物置いてきてくださいね」
ころん「へーい。」
あいか「ちょっとっ、ちいかっ！」
みう「世はすべてこともなしってことね」
りあん「あなたの　理想にーはー　おいつけなくーてー♪」

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